デジタルソサエティ事業部
営業部長里田　有毅

事業部について

当事業部では、デジタル庁様や総務省様、国・地方共同管理法人の地方公共団体情報システム機構様を主なお客様に、マイナンバーに関する各種システム・サービス提供を軸とした事業を推進しています。 私たちのビジネスはB to G(Government)と呼ばれるものですが、当社が掲げるバリューの一つの「クライアント・ファースト」をモットーに、お客様とロングターム・リレーションシップを築き上げ、お客様を通して、その先にある社会に貢献し、国民一人ひとりの暮らしをより良くすることを常に考えて活動しています。

職場の環境としては、20代～30代のメンバーが多く、とてもオープンな雰囲気だと思います。最近ではキャリア採用の社員も増えており、事業部全体の15％ほどを占めています。新卒で入社した社員に加え、IT業界内外からのキャリア採用の社員が融合し、互いに刺激を与え合いながら、和気あいあいと、時には熱い議論を交わしながら働いています。

キャリア採用社員の活躍

あるキャリア採用社員の例をご紹介しましょう。4年前に当時28歳だった男性がキャリア採用で当社に入社しました。前職は教育業界で、営業職をしていました。
当時、私は地方自治体の営業をしており、彼も入社後間もなく、私に同行して一緒にお客様先を回っていました。その時に感じたことですが、業界は違えど、営業に必要なベーシックなスキルや素養、勘所といったところは一定、普遍的な色合いが濃いものだという点です。

まずはお客様に自分の人となりを覚えていただき、人と人との信頼関係を構築するところからがスタート。そのベースができた上で、お客様のお困りごとやニーズを聞き出し、それに対し会社としてどのような解決策（ソリューション）を提案していくかというプロセスに変わりはありません。ですので、営業経験のある方でしたら、業界に拠らず、これまでの経験を活かし、当社でも成果を挙げていただけると確信しています。
その後、彼はいくつかのプロジェクトを経験し、ステップアップし、今はまた私のチームで中央省庁をお相手にした営業のチームリーダーとして活躍してくれています。

失敗は成長の糧

私は常に「朱に交わらないでほしい」と皆さんに伝えています。今まで皆さんがそれぞれの環境下で積み上げてきた経験や考え方・価値観を、そのまま当社に持ち込んでもらいたい、という意味です。
当社は公共分野だけでなく、金融・法人分野、現在ではグローバル分野での取組みも拡大しています。私が当社に入社して実感した魅力の一つに社内のプロジェクトのバラエティや社員の多様性といったものがあるのですが、キャリア採用で入社した方によって巻き起こる新しい風を瞬間風速ではなく、継続的に吹く風にすることで、私たちはこれまで以上の追い風に乗って羽ばたいていけると考えています。

尖ったところはどんどん尖らせていってもらいたいですね。私のチームは短所を補うことよりも一人ひとりの長所を伸ばすことを奨励していて、個々の長所（尖ったところ）を組み合わせて、チームとして多面的多層的に特徴に富んだ組織にしていくことを目指しています。 上司や先輩の言うことが必ずしも正しいわけではありません。新入社員もキャリア採用社員も管理職も、フラットに臆せず意見を交わしています。忖度なく、自分が正しいと思うことをしっかりと正しいと言える職場だと思います。

もちろん自分が正しいと信じて実行してみても、失敗することもあります。ただ、私は「真剣にチャレンジした結果であれば、いくらでも失敗して構わない。リカバリーは、会社としてしっかりやるから」と社員に伝えています。実際、お客様から叱られるという経験は何物にも代えがたい貴重な経験だと、私自身の社会人生活を振り返っても思います。「お客様から叱られた後にどう動くか」がとても大切ですよね。それ次第で、お客様と密になるか疎になるかが決まってきます。是非、キャリア採用で入ってくる方にも、真剣にチャレンジした結果の失敗はたくさん経験していただきたいと思います。